●シロアリ防除工事
・施工方法について
シロアリ防除には、建築物の①新築時に行う予防処理と、②既存建築物に対して行う処理があります。
①新築時に行う処理は、シロアリの被害と腐朽を予防する事を目的としてます。
②既存建築物の処理は、建築物を食害しているシロアリを駆除し今後の蟻害を予防する場合と、蟻害は無いが予防の為に行う場合とがあります。床下や被害部分に薬剤を散布・注入する一般的な工法の他、ベイト工法などの最新工法でお客様のお住まいの状況に合わせた様々な工法をご用意しております。
また、大栄しろありのシロアリ防除は、(公社)日本しろあり対策協会に登録された有資格者が認定薬剤を使用し、防除施工標準仕様書及び安全管理基準に基づいて処理を行います。
・シロアリ対策のプロフェッショナルが施工
大栄しろありの施工スタッフは、公益社団法人日本しろあり対策協会認定の学識と経験を有するシロアリ防除のプロ技術者です。シロアリ防除に必要な知識を有し、しろあり防除施工標準仕様書に沿って安全かつ確実な施工を行います。
・使用薬剤について
シロアリの予防や駆除に使用する薬剤は、危険なものというイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?大栄しろありが使用する薬剤は、すべて(公社)日本しろあり対策協会ならびに、(公社)日本木材保存協会が認定登録した薬剤を使用しています。
・バリア工法
バリア工法とは薬剤によるシロアリ駆除であり、薬剤を用いてシロアリの侵入ルートを防ぐ従来から一般的に行われる工法です。 木部処理(穿孔注入処理、吹付処理)や土壌表面処理を行うことでシロアリの侵入ルートを防ぐバリアをします。
木材や壁の中にいるシロアリはドリルで穿孔した穴(※穴は薬剤処理後、補修します。)から薬剤を注入し駆除します。そして、次に新たなシロアリが侵入してこないように、薬剤を散布してバリア層を作ります。この薬剤のバリア効果は5年間効力が持続しますので、その間は万が一、再侵入されてしまった場合でも保証をさせていただいております。
・ベイト工法
ベイト工法とは、シロアリが好んで食べるシロアリ駆除剤(以下・ベイト剤)を専用容器に入れてシロアリ被害部に直接設置するか、地面に埋設し、ベイト剤を巣に持ち帰らせて巣ごと根絶する工法です。
薬剤を散布しないから、小さなお子様やペットのいるご家庭にも安心。
長く快適に住んでいただけるよう大切なお家をシロアリから守ります。
・新築住宅シロアリ予防工事
「新築時にシロアリ予防工事は必ず行っているのか?」
「そうではありません。( ノД`)シクシク…」
メーカー、工務店によってはシロアリ予防対策はされていないところもあります。ベタ基礎は床下が土の場合よりもシロアリが侵入され難いとは言え、実際にはベタ基礎であってもシロアリの被害がみらます。
真に有効なシロアリ対策は、家を建てるタイミングが最も有効です。これから新築をお考え中のお客様、是非とも弊社のシロアリ対策をご利用ください。
・発泡施工
発泡処理施工は、床下の狭い建物に最適の工法です。薬剤の泡ですみずみまでバリアを作り、人が潜れない場所にも隙間なく薬剤処理出来ます!白蟻防除をしたいのに、床下が狭くて満足いく施工を受けられない方に最適の施工です。泡でのシロアリ狭所施工ですので、狭い場所にもすみずみまで薬剤が行き渡り、床下のカビやホコリが室内に巻い上がりません。
・床下環境管理(湿気対策)
床下の湿気が多いと束柱や土台の腐朽(上記 画像)が進み、シロアリがつきやすくなります。大切な住まいを守る為にシロアリ予防の一環として床下の湿気対策をお勧めします。湿気は、カビ・腐朽・白アリの発生を促進し、家の寿命を短くします。また、ゴキブリ・家ダニの発生を促進します。カビは菌糸で木材を破壊するだけでなく、床上に上がった胞子を吸い込むことで健康被害にもつながります。※抵抗力の弱い小さな子供や高齢者、疲労や病気などで抵抗力が落ちている場合は特に注意が必要です。このように体力や免疫力が落ちている人は、カビによって病気が引き起こされる可能性が高まります。カビが引き起こす病気には、「感染症」の他に、「アレルギー」 「カビ中毒」があります。 カビが多くて気になるところは、一度床下の点検をお薦めします。当社は調査・お見積りは無料で承っております。湿気対策について、まずはご相談ください。
●よくあるご質問 Q&A
Q1.白蟻予防工事は、どの季節にするのがベストですか?
A . シロアリは冬眠はしませんので、予防工事は春夏秋冬どの季節でもかまいません。お客様のご都合の良い時期にされれば良いと思います。ただ、シロアリの羽蟻が群飛する4月~7月は駆除工事のご依頼が大変多くなります。
Q2.シロアリ駆除をして5年経ちます。すぐに再施工しないといけないでしょうか?
A. 薬剤の効力・濃度は徐々に低下しますが、薬剤メーカーの規定濃度できちんと工事されていれば5年経って直ちに効き目がゼロになるとは正直言って考えにくいと思います。
ただし、確実に化学変化・物理変化により効力は落ちていますので、早めの再施工をお勧めします。
Q3.隣の家を工事している業者から「お隣がシロアリ駆除工事をしたから、お宅にシロアリが移ってきますよ。お宅もしませんか?」と言われ不安になりました。
A. このような勧誘をする業者も中にはいますが、根拠の無いことです。 ただ、イエシロアリが一つの巣から2軒・3軒のお宅を食害している場合は考えられます。
慌てず冷静に対処されると良いでしょう。
Q4.羽蟻が発生しました。シロアリでしょうか?
A. 羽蟻が全てシロアリではありません。 シロアリの羽蟻は南九州ではヤマトシロアリが4月~5月の昼間、イエシロアリの羽蟻が6月~7月の夕方から夜に発生することが多いです。
その他の時期ではたいていクロアリの羽アリなどの有翅虫(ゆうしちゅう)が多いです。
Q5.家の裏(外部)に廃材や薪を放置していたらシロアリに食べられました。家は大丈夫でしょうか?
A. 庭など外部に廃材や段ボール、雑誌などを放置するとよくシロアリが食害します。基礎周りに接してそれらを置くと、基礎の水切りから蟻道を作って屋内に侵入して来ることがあります。
また、ムカデや不快害虫の発生の原因になりますので処分されることをお勧めします。 長年、シロアリ駆除をされていない場合は、専門家による調査をされた方が良いでしょう。
Q6.シロアリがいたのでホームセンターで購入した殺虫剤で処理しました。シロアリが死んでいますので大丈夫ですよね。
A. ホームセンター等でシロアリ用の殺虫剤が販売されていますが、一般の方によるシロアリの完全駆除はおそらく難しいと思います。また、下手に刺激を与えてしまうことでより駆除を困難にしてしまう場合もあります。
駆除する場合は、しろあり防除施工士のいる専門業者に依頼されることをお勧めいたします。 一方、対策としては家屋周辺に木材を置かない、雨漏りがあれば修繕したり定期的な自己点検を行う事などです。
Q7.シロアリの駆除をしたら生きたシロアリがいます。完全に駆除が出来ていないのでは?
A. 現在、業者で多く使用されているシロアリ駆除薬剤の特徴ですが、非忌避性(シロアリが気付かない)、遅効性(仲間のシロアリに薬を伝播させるためにすぐ死なない)の性質を持った薬剤が主流です。したがって、駆除後数日はシロアリが生きていることがあります。
シロアリは体に生えてる毛のようなセンサーがあり、外部刺激( 風、振動等 )にとても敏感です。通常は蟻道( ぎどう )と言うトンネルを作り、その中を行き来しています。外部をシロアリが歩くということはシロアリに薬剤が効いている証拠です。しかし、あまり長く(1週間以上)続くようでしたら施工した業者に連絡してください。
Q8. ベタ基礎であればシロアリの被害にあいませんか?
A. 確かにベタ基礎であればシロアリの被害にあう確率は低下しますが絶対に被害にあわないというものではありません。コンクリートを二度打ちしてある場合はその打ちつぎ部分、配管とコンクリートの隙間、クラック、アース線、水抜き穴等から侵入します。また、基礎断熱工法(特に外基礎断熱)であれば注意が必要です。ベタ基礎であってもまずは調査を依頼されることをお勧めいたします。
Q9.ヒバやヒノキの土台を使用するとシロアリ被害にあわないと聞きましたが本当ですか?
A. ヒバやヒノキであっても被害を受けます。確かにこれらの樹種は抗蟻性樹種として知られていますが、実際にシロアリの食害を受けている報告があります。